FC2ブログ

笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

海原遥か

P4074886-2fc.jpg

釧網本線 原生花園~北浜


つい一月前までオホーツクの海は流氷が浮かぶ白い海だった。
温暖化の影響か、いつもなら今頃迎えるはずの海明けは平年より21日も早かったという。
4月を迎え続々と桜の便りが届く中、着いた先の海岸沿いは北風に乗って雪がチラホラ舞って来る。
それでも雲は流れ列車の通過時刻が迫ると、幕が上がった舞台のように明るい日差しが差し込み景色は一変した。

この海原に遥かシベリアの地は遠く…
潮騒を聞きながら、見果てぬ異国への旅情を乗せて列車が往く。




続きを読む

テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2019/04/11(木) 23:07:29|
  2. 釧網本線
  3. | コメント:0

いつまでも

P2192069-11fc.jpg

釧網本線 細岡    2016年2月撮影


湿原の駅に日が暮れる。
友と過ごした一日…
いつまでも胸に。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2019/03/11(月) 05:34:23|
  2. 釧網本線
  3. | コメント:0

春霞

P2240134-2-10fc.jpg

釧網本線 塘路~茅沼


足元を惰行する釧路川の向こうを端正なサイドビューを見せて快走する。
薄曇りのパッとしない天気だった今年の運行最終日。
一年の、一番寒い時期に帰って来た君は、春の霞んだ景色の中に消えていった。

2月も半ばを過ぎると各地からチラホラ聞こえて来る春の便り。
遠い北国であろうと日中の気温は確実に上がり何となく湿原も春めいてくる。
雪のある地域に住む者にとって春はとても待ち遠しいものだが、それは同時に君との別れが近い悪い報せだ。


ここ数年、毎年のように流れる最終運行の噂。
いよいよ来年が本当に最後ではないか…今年もそんな声が聞かれた。
どうか来年も、それ以降も、厳しい冬の湿原に帰って来て欲しいと切に願い君を待っている。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2019/02/28(木) 17:59:01|
  2. 釧網本線
  3. | コメント:0

生存報告 散々な挙句、汽車は標茶へカメラは修理行き

P2115696-11fc.jpg

釧網本線 遠矢~釧路湿原


久々の更新、年が明けて早一月半が経つ。
新年を迎え、さぁという時に次から次へと起こる出来事…。
私事で恥ずかしい限りだが生存報告がてらにつらつらと。

先ずボロ車の車検におよそ今の価値以上の見積もりがなされ買い替えることになり、乏しい経済力から何とか資金をかき集める。
そこまではいいとして、その直後あろうことか空き巣に入られ現金をガッサリかっぱらわれた。
我が家は僻地、お隣はそれぞれかなり離れて他に家は見えない。
街灯もなく、昨年の胆振東部地震で道内がブラックアウトしたような暗闇は毎日のことのようなそんな僻地である。
盗人には逆にそのような環境はお誂え向きなのかもしれないが、新築のお隣はガラスを割られただけで盗まれた物はなく
我がお化け屋敷と名高いボロ屋から現金を盗んでいきやがった。
実はこの時、集落に不幸があり近隣はみな葬儀のため留守にしていた。
不幸があると地方版にお悔やみ情報が載るので、それを見ての犯行だろうというのが警察の見方だった。
しかしどう見ても隣の方が金持ちに見えるのだが、世の中おかしい…。

そしてその次、借りている農業倉庫のシャッターを開ける際、右人差し指の爪を半分剥がす。
とっくに納車するはずの車も先方の手違いで大幅に遅れ未だ代車である。
スマホの調子が非常に悪い。もう5年ほど使っているからか?(個人的にはまだ5年しかという感覚なのだが)

とどめは現事業所の突然の廃止。
突然というのは大袈裟だが、年度末までという当初の話がいきなり早まり職場が無くなってしまった。
会社も次の配属先を早急にと口では言うもののほとんど進展もなく、ずさんな管理にいい加減嫌気が差し
会社都合の退職を申し入れている段階だ。
既に契約社員という縛りはあるが、ありがたいことに声をかけて頂いている会社も数社あり
いっそそこでお世話になるか、或いはこの際実家のある川崎にでも一旦戻ろうかと思案中だ。

これでもう終わるだろうと嫌な流れをボロ屋で噛みしめていても仕方ないので
観測史上最強と騒ぐ寒気が流れた週末に湿原に向かう。
我が家でも-28℃を最低に-22~-24℃辺りを連発すると-20℃でも「今日は楽だ」となるから体の慣れというのは恐ろしい。
ピリリとした空気のおかげで雌阿寒岳も霞むことなく、集まった同業者の方も口々に
「今日はいいなぁ」と言わせるほど眺めがいい。
心配された風もなく、汽車の煙がきれいに棚引く…
とここでE-M1がフリーズし、汽車は無情にも絶好の日よりを駆けて行った。
あれこれやってようやく復旧してもフリーズ連発、カメラは修理行となる。
ちょうど一年前に不具合並びにモニター破損で新品交換をしたばかりなのに、オリンパスさん、E-M1mk2くださいよ。

世の中もっと大変な災難に合われている方がいらっしゃるだろうからそれに比べれば些細なことかもしれないが
もういい加減にしてくれといった気分である。
一年で一番楽しみで、一番北海道らしくきれいなこの時期にこれでは、この先が思いやられる次第だ。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2019/02/13(水) 16:08:40|
  2. 釧網本線
  3. | コメント:6

鉄路、遥か



釧網本線 止別~知床斜里


北見市内に風景写真を撮られる年配の方がいらっしゃる。
大きなコンテストで入賞常連の実力者でもあり、いつだか地方版に載っていた。
その方が仰るには、いい写真を撮るためには機材より機会だという。
僕なんかがエラそうに言える立場ではないが、それだけではいい写真は撮れないにしてもごもっともな意見だと思う。


数年前からCanonのAPS-C機を使って写真に凝り出した友人が、このほど念願の白レンズ(EF70-300)を購入した。
さすがにⅡは手が出なかった…と本人は言うが、僕はそれでいいと思う。
最新の機材で少しでもきれいに撮りたい…と思うのは誰でも抱く人情だとしても
それぞれの家庭事情があれば、そこまで必要と思わない人もいる。
写真だけが趣味じゃない人もいるわけで、彼も多趣味で養う家族もいるから全てを機材に回す余裕はないだろう。

僕にしたって恥ずかしながらお世辞にも高収入という身分でないながら、
その中でバイク2台を持ち、維持費や走りに行くための資金が要り
細々と模型の趣味もやり繰りしながらだから機材にばかり金を掛けていられない。
それに、高くていいものを揃えたにしても、性能を活かす技術や写真の目を養うことも必要だろうし
そもそも撮影に行く資金がなければ本末転倒だと思うのだ。
だからⅡのレンズに手が出なかったっていいじゃないか。
それよりも、よくも高いレンズを買いやがったなぁと冷やかしながら、購入に喜ぶ彼と分かち合いたい。

せっかく300mmもあるんだからそれを活かそうじゃないか…そんな話から出た撮影行。
その代わり鉄だぞ!と念を押し、頭に浮かんだのが止別ストレートだった。
その割りには何だか平凡で撮り方が分からない。
雪があればもっとテンションも上がるのだろうがどうもパッとせず…
オホーツク海も知床連山も無視、遥か先まで真っ直ぐ貫く線路だけに的を絞って半ば焼けっぱちである。
こんなことならわさわざここまで来ることもなかったろうにと、経験値の無さ、引き出しの無さを痛感した次第だ。

機材より機会、機材より目、機材の性能より自身の性能を上げることが先決…
そう思いながらいたずらに年月だけが経っていく始末である。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2018/11/12(月) 19:13:40|
  2. 釧網本線
  3. | コメント:0
次のページ

プロフィール

u403tsugaru

Author:u403tsugaru
当ブログは写真ブログではなく、あくまでも日記の立ち位置のつもりでいます。写真は落書き代わりのいい加減なものですので、予めご了承下さい(´▽`;)ゞ

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

ご挨拶 (6)
宗谷本線 (15)
石北本線 (119)
釧網本線 (41)
根室本線 (2)
釜石線 (1)
陸羽東線 (1)
只見線 (9)
真岡鐡道 (18)
上越線 (1)
秩父鉄道 (19)
高島線 (1)
大井川鐵道 (14)
山陰本線 (3)
山口線 (7)
肥薩線 (1)
保存鉄道 (11)
廃線・保存機 (14)
駅・設備 (10)
雑記 (4)
未分類 (1)
非鉄・番外編 (3)
飯山線 (13)
長野電鉄 (2)
鶴見線 (2)
小海線 (8)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる