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笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

真岡鉄道からC11が消える?

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真岡鉄道 市塙~天矢場    2014年12月撮影


この勇姿はもう見れなくなってしまうのか?

真岡鉄道がC11325を廃止するらしいと友人から悲報が入った。
新聞にも掲載されたようで、その事がネット上でも上がっている。
小さな地方鉄道でありながらC12やC11と2輌の蒸機を復活運行させ、真岡駅ではキューロクやD51を圧縮空気で動かせる状態に整備し、世に広く鉄道の、蒸気機関車の魅力を発信してきた。
C11325はご承知のようにJR東日本にも貸し出され、東日本館内に数多くの出張運転をして来た。
その姿はもう見れなくなってしまうのだろうか…。

真岡鉄道としてはC12を残してC11は譲渡を検討しているとのことだが
はたしてどこの鉄道会社に引き取られるのか、それとも引き取り手がないのか今後の動向が注目される。
出来ることなら只見線全線復活を機会に週末の定期運行などしてもらいたいものだが、ただひとつ…
廃車だけにはなってもらいたくない!とそれだけは切に願うばかりだ。




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  1. 2018/08/31(金) 17:20:05|
  2. 真岡鐡道
  3. | コメント:0

最後の夏

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真岡鐡道 八木岡地区    2014年8月撮影


真岡鉄道を訪ねたある日。
都内の渋滞を考えるとどうにも帰る気が失せて、ウロウロしながら時間を過ごしていた。
別に何をするわけでもなく、ただ駅でボーッとしたり、時々やってくる列車を眺めていたり、とまぁそんな感じだ。
あと一本、あと一本…と思いながら居続けて、結局最終列車まで見送った。

去りがたい思いの帰路の途中、ぼんやりした灯りが目に付いた。
街灯ひとつない暗闇であるのに見逃してしまいそうな弱々しい灯りに照らされた踏切だった。
日中とてさほど人も車も通らず、ただ一人ポツンと佇む様にどうしようもないほど寂しさが湧いてくる。


翌年、約3年勤めた浦和から北海道に戻ることにより最後の夏を迎えていた。

あと何回来れるだろう。
平凡な田舎を走る真岡鉄道をもっと見ていたかった…。

帰る気が失せていたのは都内の渋滞だけでなく、そんな気持ちの方が大きかった真岡の夜だった。




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  1. 2018/08/31(金) 12:15:49|
  2. 駅・設備
  3. | コメント:0

晩夏

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真岡鐡道 寺内~真岡    2013年8月撮影


幼い頃、虫採りに夢中になって駆けずり回る田畑に、蝉の声に混じってどこからともなく聞こえてきたコンバットマーチ。
ラジオから毎日の熱戦を伝える高校野球と喧しい蝉の鳴き声は、僕にとってセットであり夏本番の光景のひとつだった。

準決勝を迎えると、当たり前だがそれまで3試合4試合とあったものが2試合になる。
昨日まで、朝から晩まで聞こえていた音が短くなるということは
夏本番を彩るピースがひとつ減るということだった。

終列車を見送る度に発っていく夏を数える中で迎えた決勝戦。
 一投一打に沸くスタンド、ドラマに終止符を打つサイレン、大歓声…。
「数々の名勝負が生まれた甲子園球場からお別れします」の声に込み上げてくる切なさ…。
どんなに暑かろうと、それはもう夏の終わりを指していた。


虫採りに駆けずり回る田畑から熱戦を伝えるラジオの音は消え、夏蝉の数も日増しに減っていく。
入道雲が占めていた空にはいつしか秋の色が漂い始めていた。
まだ夏は続くと思っていたのに…
今年もそんな風に思う季節になってきた。




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  1. 2018/08/26(日) 18:35:00|
  2. 真岡鐡道
  3. | コメント:0

夏の夜に

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秩父鉄道 和銅黒谷    2013年8月撮影


夏休みに田舎へ行くと決まって見送った終列車。
ポツリポツリと点る村の灯を掻き分けて人気がないプラットホームに滑り込む。
日中はあれほど強烈な日差しが降り注ぎ、蝉も煩く鳴いているというのに
8月も半ばとなると、いつの間にか夜の駅に聞こえ始めた虫の音は秋を告げるものだった。
振り向けばドアは閉まりかけ、日一日と夏が発っていく…。


お盆を過ぎた夏の夜に少しだけ寂しさを思わされるのは、たぶん暦の上では秋ということと、
楽しく過ごす夏休みも佳境を過ぎ、日常の足音が聞こえて来たという少年時代の思い出からなのだろう。 

あの夏、終列車を見送るということは、僕には夏の終わりを数えるのと同じことだった。




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  1. 2018/08/19(日) 13:08:51|
  2. 秩父鉄道
  3. | コメント:0

悩ましい季節

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石北本線 緋牛内~端野


先月末に一週間ほど真夏日を越える日が続いていたが
8月に入ってからというもの、ある意味北海道らしいと夏というか、もう秋を思わせる風が吹いている。
甲子園では毎日熱戦が続いているというのに、まだ夏が終わるのは早いと食い入るように観ている高校野球。
100回の記念大会がとにかく熱い。

先日の済美-星陵の大逆転劇。
惜しくも破れた星陵は過去最高の試合とされる箕島戦に続き、また球史に、人々の記憶にその名を残した。
勝利した済美ははたしてこのまま勢いに乗るのだろうか。
次は昭和53年第60回大会決勝戦、後に打者として広島カープで活躍した西田投手率いるPL学園に
逆転サヨナラ負けを喫して以来の悲願を達成せんとする高知商業。
サヨナラ打を浴び、呆然とマウンドに立ち尽くし、審判に促されてようやく整列した森投手の姿が思い出される。

注目はまだまだだ。
吉田投手率いる金足農業が東北初となる優勝旗を持ち帰るのか。
金村以来の報徳学園が制するか、20年前に松坂で春夏連覇を成し遂げた横浜か。
昨年の覇者花咲徳栄の無念を胸に、埼玉に優勝旗を持ち帰るか浦和学院。
好投手西を擁する創志学園、地方大会決勝で強豪天理を下して初の代表となった奈良大付…。
それともやはり断トツ優勝候補の大阪桐蔭か興味は尽きない。


撮影どころではないと第三試合が終わった瞬間、雲の切れ目から夕日が差した。
ほら行ってきな!と時間をくれた空に応えて一本だけ…。
それにしてもこの時期、高校野球と鉄道と非常に悩ましい季節である。




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  1. 2018/08/14(火) 22:34:39|
  2. 石北本線
  3. | コメント:4

灯火に

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石北本線 緋牛内


一日の主役が昼から夜に移る刻、次第に薄れ往く景色と裏腹に人恋しさが色濃くなる。
ヘッドライトの明かりを頼りに彷徨い、ようやく僅かに点る里の灯に込み上げてくる安堵感。
バイクに乗って街を抜け、国道を外れ、県道を外れ、人里離れた地域を走っていると
そんなシーンに旅に出ていると実感する瞬間だ。
一体、あの寂しさとホッとしたものが入り混じった気持ちというのは何なのだろう…。

壊れた蜘蛛の巣にぶら下がる虫だらけの自販機の前で一服し、さてと…と重たい腰を上げて再び走り出す。
その頃にはすっかり闇に囲まれているのに、僅かな灯りによって英気を養った身体は
少しばかりの疲労感を覚えながらも突き進む勇気が湧いてくる。
里の灯は人の心に火を点し、次へと向かう力の源となるのである。

宵迫る駅に瞬く灯火も、これから一人暗がりの道行く彼にとって心強く映るものだろう。
鈍く光る行路が闇へと沈もうとする先の灯に、胸を撫で下ろし駆け寄る列車に旅情が宿る。
哀愁漂う宵の鉄道情景は旅往く人の姿そのものだ。




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  1. 2018/08/06(月) 13:38:50|
  2. 石北本線
  3. | コメント:0

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当ブログは写真ブログではなく、あくまでも日記の立ち位置のつもりでいます。写真は落書き代わりのいい加減なものですので、予めご了承下さい(´▽`;)ゞ

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