笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

オホーツクブルーの空の下

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石北本線 端野~緋牛内


常呂川は大雪山系の三国山を源とするオホーツク海側の最大の川だ。
他の地域と同じように、ここでも飲料・農業用水として、住民の憩いの場として親しみ利用されている。

三国…と名が付く箇所は数多いが、僕などは目の前に富士山、眼下に山中湖の眺めも素晴らしい
駿河・相模・甲斐を跨ぐ県道730号線の三国峠と、上野・信濃・武蔵に連なる三国山の南を越える三国峠が身近な所だ。

北海道の三国山は道中央部にあり、石狩・十勝・北見の三国を境とすることから付けられたらしい。
この三国山の袂を走る国道273号線を初めてバイクで通った時はまだ砂利道で、
吸い込まれそうなほどの深い森が広がる峠からの雄大な景色に、北海道の広さを実感した場所のひとつでもある。
また、山の水は分水嶺を隔てて太平洋と日本海に注ぐが、友人の話によるとここではオホーツク海も加わり
三つの海に流れる日本唯一の分水点とのことだった。

もうだいぶ前のこと、当時中古のカヤックを所有していた僕は友人らと二艘のカヤックで北見市中央部付近から端野町まで下ったことがある。
傍から見ていて長閑そうに見える川の瀬も、実際に舟で下ってみると意外に急流で迫力とスリルがあった。
常呂川くんだりでカヤックなどしているのは珍しかったのか橋を渡る人に手を振られ、
途中何ポイントかで休憩し、コーヒーを沸かしながら談笑する…短い川の旅ではあったけれども、それはとても楽しいものだった。

昨年は例年以上の台風に見舞われ、川の氾濫によって人命まで失われるなど多くの被害が出た。
畑などその爪痕はまだ一部残るものの、市内の河川敷は復旧工事も進み野球をする姿も戻って来た。
平穏な日常を取り戻しつつある常呂川。
土手を渡る風は爽やかで、タンポポの白い綿毛がかわいげに揺らぐ、そんなオホーツクブルーの空の下だった。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2017/06/11(日) 13:00:25|
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