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笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

秋の宗谷本線 駅を後に

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宗谷本線 紋穂内駅


僻地でよく見かける廃車となった車掌車を改造した駅舎の紋穂内。 
駅そのものを廃止したいことを物語るように、塗装はひび割れてケレン処理をしたくなるほどの惨状だ。
あまりの酷さに閉口するばかりだが、これが利用客ほぼ0の実情だろう。
それでも停まる列車は上下合わせて日に8本という数字は少なくないのかもしれない。

森と畑と天塩川に囲まれて、すっかり沈んだ闇の中、必死に存在を知らせようとする駅の灯がやけに痛ましい。
まだ18時台だというのに上りの最終列車が発って行く光景は、
経営する側からすれば頭の抱えるものであっても、ローカル線好きの僕には堪えられないシーンのひとつだ。




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宗谷本線 東六線駅


駅名坂に東六線乗降場と昭和31年に開業した当時の名残がある東六線駅。
3年後の昭和34年には駅に昇格したとはいえ、板張りの短いホームという見てくれは乗降場そのものだ。
以前、鉄道写真家の大御所、広田尚敬氏が撮られた写真には、雪がもっさり積もった早朝の
寒々しい景色に白熱球がぽうっと灯る、これでもかと旅情を伝える東六線の駅があった。
今はどこもLED化されて、その明るさがやたら目に厳しい。
白熱球、蛍光菅、LEDと時代が進むにつれ照度は増し、省電力高耐久となって生活の面では向上するのだろうが
その代わり、硬く、冷たく、無機質で、味わいは薄れてしまったように思える。


様々な思いを巡らせてくれた秋の宗谷本線。
朝から晩まで、目まぐるしく変わる空に一喜一憂しながら時間はあっという間に過ぎていった。
出来ることなら2~3泊して全線をゆっくり見て回りたいと本音が付きまとい
立ち去り難い思いに駆られながら東六線の駅を後にした。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2018/11/06(火) 15:49:28|
  2. 駅・設備
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