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笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

木造駅舎とC11

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2001年7月 旧北海道ちほく高原鉄道 ふるさと銀河線 高島駅


ふるさと銀河線に残っていた木造駅舎はどのくらいあったのだろう。
乗降場のような板張りのホームだけの駅はそこそこ残っていたと思うが
駅舎のある駅は大体がおよそ風土に似合わない駅舎に順次改築されていき
川上駅と高島駅は最後まで木造駅舎だったと記憶している。
中でも高島駅は交換設備もあり、国鉄時代の、北海道のローカル線でよく見かけたような駅舎で
腕木式信号機の名残であるテコも残る、とても味わい深いものだった。

銀河線に蒸機が走った2001年。
走る姿は見れても、木造駅舎と蒸気機関車なんてこの先見ることはないかもしれない。
大井川鐡道ならともかく、少なくとも北海道においての可能性は限りなくゼロに近い…
そんな危機感を覚えて高島駅を訪れた。

恐らく30キロないし37キロレール辺りと思われる薄っぺらな鉄路を軋ませ駅に着いた蒸機列車。
二輌の旧型客車をバック運転で牽くC11は、ヘッドマークがなければまるで晩年の日中線を見ているようでもある。
C50の流れを酌むC10をさらに改良し量産されたC11は大好きな形式のひとつであることもあり
木造駅舎との取り合わせはそれはもう痺れに痺れまくった。
これがご本家キューロクやC58であったなら、興奮極まって火室に飛び込み動力の一部となりそうな勢いだった。

一方で写真の方は興奮した割にはパッとしたものは残せず、
少ない引き出しが今以上になかったことと、乏しいセンスに見事な空振りをしたという訳だ。

沿線の賑わいとは打って変わり、現在だったらもっと大騒ぎになったであろう木造駅舎では
さほど混雑しなかったという絶好の機会を逃し、期待された再運行どころか路線自体が廃止され
JR北海道の置かれた現状からも始めに危惧した通りのものになってしまった。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

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