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笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

早春 端野俯瞰

P4015944-1fc.jpg


曇りや雪マークの予報が出ていた午後。
けれども午前と同様に日差しが注ぎ、一向に怪しくなる気配がない。
昨日よりは幾分澄んでいるように思えたが、キリっとした真冬のそれではなく多少モヤッた春独特の空だった。

端野俯瞰。
別にそんな名称がついている訳ではなく自分勝手に呼んでいるお気に入りの場所のひとつ。
期待せず外に出ると意外にもきれいに見えていた、容姿、山名共に大好きな斜里岳が見えると
同じ画を何度も撮っていながら行ってみるかという気にさせる。
他何ヵ所かの俯瞰場所同様に斜里岳をはじめとして、阿寒、藻琴、遠くは知床の山並みまで眺めることが出来る。



P4015959-2fc.jpg

石北本線 端野~緋牛内


右に見えるは海別岳。
釧網本線でお馴染みの止別ストレートを斜里に向かってほぼ正面に見える山がこれに当たる。
知床半島の付け根に位置し、一見すると独立峰のように標高を下げた稜線は遠音別(おんねべつ)岳を経て知床連山へと続く。
斜里岳との間に、根室国と北見国を結ぶはずの、夢半ばで廃線となった根北の二文字がR244の峠として残る。

山岳路線の石北本線というと常紋越えがあまりにも有名で知床連峰が望めるイメージはなかったのだが
こんな景色を見せてくれるとは当初思いもしなかった。
この時季、緑といえば融けた雪の下から芽吹き出したフキノトウと秋蒔き麦くらいなもので
雪国ではない地域からすればまだまだ冬景色かもしれないが、
畑に融雪剤が撒かれ、ビニールハウスで農作業が始まり、土が見え出した景色は紛れもなく春の景色だ。
仄かに朱くなりはじめた丘の裾野を、ぐるりと回り込んで走る列車が緑に囲まれるのはあと一月ほどである。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2019/04/04(木) 06:13:31|
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