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笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

鯉のぼり

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石北本線 留辺蘂~相内


甍の波と雲の波
重なる波の中空を
橘かおる朝風に
高く泳ぐや鯉のぼり

「甍の波と雲の波」と詠う詩は、連なった瓦屋根と雲の様子を波に例えた大和言葉である。
柑橘系の一種、橘の花が咲くのは5月であるから、鯉のぼりと聞いてパッと思い浮かぶのは
新緑と花々が咲き誇り、黒々とまたは朱々と輝く瓦屋根と青空に浮かぶ雲の水面を泳ぐ姿だ。

鯉のぼりは緑の季節に泳ぐもの…というのが常であった身からすると
まだ褐色といっていい景色に泳ぐ鯉のぼりは未だに不思議な光景として目に映る。
よく晴れた青空ならまだいいが、4月5月といえど時には吹雪く景色に寒々と泳ぐ姿はもう気の毒でしかない。
反対に北国に生まれ育った人からすれば当たり前のものであろうから、
それを思うと同じ国土でも生まれ育った土地により感じ方は様々というのが面白い。

朝は氷が張っていたはずなのに、日中の気温は夏日目前の24.9℃となった北見地方。
冬と夏が一日にしてやって来る…なんて日が時々起こりうる浅春の大地にも鯉のぼりが泳ぎ始めた。
琥珀色に染まる一日の終わりに明日を祈る。
甍の波や緑はなくとも、せめて春らしい雲の波に泳がせてあげたいものだ。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2019/04/22(月) 03:03:05|
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