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笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

失われ行く地方色

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長野電鉄 桜沢


目の前に聳え立つ高社山。
裾野の扇状地に信州中野の街が展開する。
随分と建物が増えたなぁと思っていたが、高台から眺めてみると想像以上に増えていた。

東急東横線や田園都市線で聞き覚えのあるモーター音が桜沢の駅に進入する。
街も変わっていくのだから走る長野電鉄の車輛も様変わりした。
元JR東日本、成田EXPの253系や小田急ロマンスカー10000形などの特急電車がやって来る。が、全てスルーだ。
長年の顔だった自社オリジナルの2000系が脳裏にこびり付いていることもあってどうにも場違いというか
それを言ったら普通電車にしても同じことなのだが、先ずそこは花形よりもローカルというわけだ。
写る電車は豆粒以下なんだからいいじゃん…って話でもなく、趣味としてのつまらぬ拘りである。
とはいえ、元東急8500系もスマート過ぎる。
ドカッペ長電の雰囲気には都会的センスの車輛はカッコ良すぎるのだ。
せめてちょっと野暮ったい元営団の3500系辺りまでか…

まだ自社オリジナルの個性ある車輛があった時代が見ても乗っても楽しめた。
手動のドアは冬は凍り、半分開きっ放しで雪の中を走る。
吹き溜まりが出来る車内で手拭いを頭から被りひたすら寒さを我慢して、
走行風で再び凍ったドアを蹴飛ばしては降りて行く。
混合列車となれば客を乗せたまま行う貨車の入換は、電車が機関車代わりだから当たり前。
冷房なんてない時代だから、夏には開けた窓からセミが入ってジージーミンミンと鳴きっ放し。
車内スピーカーがなく、車掌が肉声で案内する車輛は結構遅くまで存在した。
この頃の地方鉄道ならば国鉄・私鉄問わずして多かれ少なかれあったことだと思うが
列車に乗るという行為が本当に楽めた時代だった。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2019/06/04(火) 02:27:52|
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