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笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

今も変わらぬ奥手山

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飯山線 蓮~替佐


国道292号線を信州中野から飯山に向かう左手に壁田城跡がある。
川中島の戦いにおいて、上杉、武田双方に取って取られての最前線基地として使われたという山城だ。
その城跡から千曲川を挟んだ所に奥手山の村はある。
藁葺き屋根からトタン葺きに、道路が砂利から舗装に変わったくらいで昔の記憶のまんま、
恐らく50年前とほとんど変わってないかと思われる。
高齢者しかいないだろうが村はよく手入れされ、陽当たりのよい静かな山里だ。

村の下を通る狭い道は旧国道117号線。
上信越道のインターが近隣にでき、山を切り刻んで新道が開通するとほとんど車通りがなくなった。
旧道は千曲川と飯山線に挟まれて右に左にカーブする。
のどかな田舎の景色を見ながらバイクや車を走らせると何とも気持ちよく
道幅が広く真っ直ぐな新道は未だに使ったことがない。
以前山口線沿線で、散歩の途中だと立ち話をした地元の方が田んぼ脇の道を指差した。
自然のままに曲線を描いてるのがいいだろ?こういう道が気持ちいいから散歩したくなるんだ
と笑っておられたが、その気持ちが痛いほどよく分かる。

景色は飯山線に乗っても同様で、河岸段丘に沿って建設せざるを得なかった前身の飯山鉄道時代そのままに
列車は急カーブとアップダウンを繰り返し、千曲の流れを見ながら越後へと向かうのだ。
夏のような強烈な日差しで陽炎に揺れる奥手山を長野行きの列車が抜けていく。
あの辺りでC56を見たっけなぁ…
変わらぬ景色は子供の自分がそこに立っているかのような気にさせた。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2019/06/05(水) 04:28:32|
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