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笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

一里一尺

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飯山線 西大滝~信濃白鳥


朝の陽光を受けて始発列車が西大滝の集落を発って行く。
緑輝く季節であるが、冬は日本有数の豪雪地帯だ。
奥地に向かって行くと雪はあっという間に深くなっていくことから、一里一尺という言葉が北信地方にはある。

あれは3~4才の頃だったか、しんしんと降る雪の日に一度、母に連れられ隣村の親戚の家に行った。
梁が太く黒光りする、囲炉裏の煙が目に染みる古い家だった。
冬用に備えてある二階の玄関から入ると、 長い白髭を蓄えた母から見て大伯父に当たる老人がいた。
渦を巻いた杖を持たせれば仙人と思えるような人で
よぉ来らんしゃったなぁと、それはそれは喜んでくれた。
後にも先にも二階から入ったのはこの時だけで強烈な印象として残っている。
雪は降り続き、帰りの電車は終日運休となった。
大粒の雪がこんこんと降る中を雪まみれになって歩いて帰り、子供の足もあったから一時間ほどかかったようだが、
子供の僕にしてみればそんなアクシデントは大冒険も同然で大変だったという記憶はない。
隣村は4kmも離れていないが、少しでも奥地に行けば子供でさえ感じるほど雪の深さは違った。

戦争末期の昭和20年、7m85cmの積雪を観測したという信越国境に向かうに従い、
日本海側の豪雪地帯に見られるような家の造りが増えてくる。
長野市内から約60km、些細な変化を見ながら行くのは面白い。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2019/06/16(日) 03:34:20|
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