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笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

アナログ

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小海線 佐久広瀬~佐久海ノ口


古い人間な故、基本的にデジタル物よりアナログ物の方が好みである。
東日本震災の時に途絶えた通信網で実家で活きたのが、保管していた黒電話である。
デジタルなんてモロいもんよ。困った時はアナログよ、と高笑いする親父の声を聞いて無事の様子にホッとしたものだ。

バイクはバッテリーすら積んでいないキック始動の空冷エンジンのもの。
勿論最近のような電子装置類などあるはずもなく、あるとすればETCくらいか。
そのETCも二輪取扱店からバッテリーがないなら付けられないと言われ、そんなバカなことがあるかと
9V電池とスイッチを配線してETCを繋ぎ腰袋に入れて、いい加減にハンドルからぶら下げた、
専門店に頼めば3万も4万もするような代物を8千円で済ませた物で料金所を通過している。

車も一度は仕方なくAT車に乗ったが、運転していてつまらなく鬱陶しいのでMT車である。
よく、いちいちクラッチを踏むのが疲れない?面倒じゃない?と聞かれるがそんなことを思ったことはなく、
以前、実家から浦和までの片道約50キロを渋滞に巻き込まれながら通勤していた時もMT車だったが、そお?といった感じだ。
むしろ自分の意図したパワーレンジで走れるから断然気持ちいい。

まぁそうは言っても、カメラなんぞはデジタル物になってくれたおかげで
写真や機材のイロハも知らない適当にパシャパシャやってるだけの自分でもそれなりに撮れてしまうことはありがたい。
だが、フィルムの頃の方が楽しかったし、撮ることに対して下手は下手なりに真剣だったように思う。

で、腕時計もデジタル表示はダメである。
高級時計の価値を分からないので、どこ製だかも分からない20年前に千円で買ったアナログ時計だ。
これがたまに役に立つ。
まだ先に続いているはずの作業道を見落とし、間違えたとの勘違いから廃道を進んで道から外れ
本来なら15~20分ほどの山登りで済むところを一時間以上彷徨ってしまったが
見通しの利かない森の中でも時計の指針からおおよその方角の見当がつけられたのでお目当ての地点へ辿り着けた。
沢を渡りひと山越え、元気のある内は払っていた蜘蛛の巣と枝葉を頭や顔に絡めたまま
山の向こうに聳える大好きな八ヶ岳と、これから佐久平へと流れ出ようとする千曲川を
爽やかな風に吹かれながら、しばらくの間眺めていた。




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2019/09/16(月) 21:29:20|
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