笛の音響けば

汽車の音色は旅へと誘う道標

C11と只見線

先日、飯山線でC11が走り沿線は大変な賑わいだったようだ。
飯山線は僕にとっても子供の頃から慣れ親しんだ路線のために愛着もあり、
千曲川や点在する村を見ながらの車窓は素朴で美しく、そこに蒸気機関車が走ってくれたというのはとても嬉しく思う。

しかしC11という機関車、僕には会津のイメージがとても強い。
現役時の写真を見ると標津線や日南線の姿も「らしさ」があってよかったと思うが、只見・会津・日中の会津三線のC11は子供心に強い印象を与えた。

その只見線の魅力といえば大きく分けてふたつ、会津平の田園地帯と奥会津の渓谷美ではないだろうか。
広大な水田は、春は一面の水鏡、夏には青々と涼やかに、秋は黄金の実を垂れて、冬は白い雪に眠る。
奥会津へと足を踏み入れば、只見川を渡り返す第一から第四の他、滝谷、柳津、宮下と支流を渡る橋梁など数多く、その表情はとても豊かだ。
そんな会津の里を往くC11は実に旅愁に溢れ、懐かしい気持ちにさせてくれる。


会津三線の内、日中線は廃止、会津線は会津鉄道とそれそれの運命を辿り
残る只見線は2011年に発生した新潟福島豪雨によって橋脚が流され、現在も会津川口~只見間は不通となっている現実に胸が詰まる。
年々線路は痛み、仮に復旧するにしても年を追うごとに費用はかさむ。
この旅の途中、中川の駅で声を掛けてくれた道路工事をしていた方が地元の悲痛を訴えるように話してくれたことが今でも忘れられない。



20161127131249de5.jpg

只見線 会津水沼~会津中川   2014年11月9日撮影




テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

  1. 2016/11/27(日) 13:16:48|
  2. 只見線
  3. | コメント:0
<<夢叶わずに | ホーム | 鎮守の横を>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

u403tsugaru

Author:u403tsugaru
下手な鉄道写真を撮っておりますが、沿線風景や旅先での一コマなども載せていこうと思います。
見て下さった方の一人でも郷愁感や旅への思いをお持ち下されば嬉しく思います。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (3)
ご挨拶 (3)
只見線 (7)
石北本線 (50)
山口線 (7)
真岡鐡道 (2)
秩父鉄道 (9)
釧網本線 (17)
大井川鐵道 (3)
廃線・保存機 (5)
宗谷本線 (1)
保存鉄道 (5)
釜石線 (1)
陸羽東線 (1)
山陰本線 (3)
雑記 (1)
非鉄・番外編 (2)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる